13期小中高 櫻井大三郎
「13期最後の同期会」、そして「13期ピンコロ会」が発足
私達第13期生は昭和14~15年生まれの世代で、小学校卒業から数えると半世紀を超え67年の年月を経て大半が80歳の祝い「傘寿」を迎えた。これを期に、その「お祝い」と「最後の同期会」を5月の好日、母校に近い本八幡のホテルで開催した。
私達の小学校入学は終戦の翌春であった。当時は戦後の復興期であり、新社会制度への適応など、親も子も必死に生きていた時代であった。そんな中、子供の将来の教育機会の選択多様化を考えて、小学校卒業のほぼ一年前に転校していった何人かの友人達がいた。彼ら「中途転校生」は日出学園の卒業者名簿には載っていない。
小・中学校の卒業生である私は、2002年10月にそんな友人の一人から「自分達も13期同期会に参加できないか?」と問い合わせのメールをもらった。彼を含めた4人が偶然千代田区の同じ中学校で再会していた。彼らの協力も受けて2003年7月には拡大同期会に結実、約30名の参加を得た。
それから足掛け20年。これら新メンバーの献身的な活動もあってほぼ隔年で同期会を開催し旧交を温めてきた。本年に至り、会員も老齢となり80歳の傘寿を迎えて、公式同期会は今回を以て最後にしようという話になった。今後は互いに安否・健康を気遣いながら、然し電話・メールで連絡し合い、おしゃべりとグルメの気楽な会合とすることとなった。これを「13期ピンコロ会」と命名することにした。その命名の謂われは、「あしたでも 百まででも」という詩でであったが、皆大いに感動し大賛同した。此れからの気楽なお付き合いが楽しみだ。
『あした死んでもいいように
百まで生きていいように
考え 考え 生きていこ
食べたいものは食べておこ
会いたい人にはあっておこ
やりたいことはやっておこ
百まで生きてもいいように
少しは貯金もしておこう』
(長野県在住風香さんの詩 幻冬舎「朝の詩」2003年1月刊より)
同窓会会員名簿より卒業生67名プラス中途転校生10名 合計77名 内物故者12名