小学校18期同窓会 久保島 武志
日出小学校18期同窓会は10月14日、東京六本木のワインレストランで正午より開催。参加25人、四之宮・萬両先生のいらっしゃらない初めての会となった。1組は男性が多く、2組は男性が少ない参加傾向は例年どおり。近況報告では遠く青森県浅虫から駆けつけた男子による、さまざまな果実作りの妙に感心。また、日本最西北の平戸大島に赴任して幾十年、この海上の要衝「神々の島」を熱く語る医師の言葉に「いつか平戸へ」と思ってしまった友も多い。さらに高齢による会社整理にまつわる経営者の悩みには現実の厳しさを……。なによりも異名・万年元気男が淡々と語る病床の妻への深い思いの数々には、参加者みな我がことのように胸を打たれたようだった。
その後日出校歌を斉唱して1次会終了。誉ある西條八十・山田耕筰になる母校校歌について、級友の16歳上の兄・日出小2期生が戦時中にもかかわらず直接両氏にお願いに行き、「子供だけで来たのでは」と引き受けて頂いたというエピソードを聞いたばかりで嬉しくもあり、全員元気いっぱいに歌った。続く2次会も同所で行われ、卒後初めて会った友たちもいたはずだが、一瞬にして小学校時代にワープして互いに当時の思いを吐露し合うのが、とてもおもしろく、また新鮮だった。それが小学校時代の特性、いや「日出の奇跡」なのか、全員が頬染めて65年前の日出の自分を、いつまでもいつまでも、なんと4時までなごやかに賑やかにおしゃべりした。(幹事記)